外来のご案内

外科 「湿潤療法」 について

外科では湿潤療法をおこなっております

当院外科では、「消毒をせずガーゼを使わない湿潤療法」を基本とし「傷を速やかに、痛みを伴うことなく治す」療法をおこなっております。
湿潤療法については当院外科へお気軽にご相談ください。

湿潤療法の三原則

1、消毒薬(イソジン液、ヒビテン液等)を使用しない
2、傷を乾燥させない
3、創部をしっかり洗浄する

湿潤療法となる傷

感染を伴っていない創傷、熱傷(やけど)、皮膚潰瘍

湿潤療法とは!!

従来の傷口を乾かす療法では、傷を消毒して、ガーゼを当て乾かして治すというものでした。しかし、その療法では消毒薬は殺菌作用がある一方で、再生細胞も殺す効果もあるため、細菌を殺す以上に細胞が死滅し傷がガーゼに張り付いてしまうことで、傷の治りを遅らせてしまいます。
では、湿潤療法ではどのように治すのか?
湿潤療法は新しい傷の治療の考え方です。
傷を治すためには「傷を乾かさない」ことが大切です。
傷口をしっかり洗浄し、異物や壊死組織を除去し「創傷被覆剤」を使用し傷口を保護して治す療法です。
擦り傷、切り傷だけでなく、熱傷(やけど)や皮膚潰瘍などにも湿潤療法は有効です。

創傷被覆剤とは

フィルムドレッシング(オプサイト、エレバンなど)
アルギン酸製剤(カルトスタットなど)
ハイドロコロイド(ディオアクテイブ、カラヤヘシブなど)